背中の痛みに効くツボ

動物の中で常に二本足で移動するのは人間だけです。

これは人類を飛躍的に進化させましたが、一方で身体的欠陥を生み出すことにもなりました。

それが背中の痛みと腰の痛みです。

身体のすべての重みを腰によって支えたりバランスをとろうとするために、大きな負担が掛かってしまっているのです。

腰ばかりでなく、それに繋がる背中も多大な負担を強いられています。

ツボ治療はそんな背中や腰のトラブルにも対応できます。

背中が痛いとき、まずは「膈兪(かくゆ)」という肩甲骨の下角、背骨の左右にあるツボにゲンコツをあてて上体をそらします。

次に胸骨の上にあるツボ「?中(だんちゅう)」に両手の中指を重ねてあてて胸をそらしながら押します。

そして、あぐらをかくように座って片膝を立てた状態でふくらはぎの最も高いところにある足のツボ「承筋(しょうきん)」を親指で揉みこねます。

これらを組み合わせて実行することで、背中の痛みが緩和する可能性があります。

ツボを押しても症状が緩和されない場合は内科的な原因も考えられるので、そのときには医師の診断を受けるようにしましょう。

若い人で背中が痛む場合は、無理に身体をひねったことによるスポーツ障害が疑えます。

高齢者は老化によって背骨が変形して神経が圧迫されることで痛みが出るといったこともありますが、その際には膈兪などのツボ刺激が効果的でしょう。