カテゴリー別アーカイブ: ツボの知識を理解する

体調によって刺激する動作を変えていく

ツボを刺激するといっても、その方法にはいくつかあります。

主な方法としては、なでる、揉む、押す、たたくといったもので、ツボによってまたは体調によってそれらを使い分けることが必要なのです。

撫でる時は、血行をよくするのであれば身体の末端から心臓方向へ、神経の痛みを抑えたいならその逆に行ないます。

揉む場合は「もみこね」といって広めの場所を大きくつまみこねる方法と、親指やその他の指を使って圧力を加える「押しもみ」のふたつがあります。

押すというのはいわゆる「指圧」で、親指だけで押す場合と親指以外の指で押す場合、そして手のひらで押す場合の三つがあります。

たたく場合は、手首や指のスナップを利用して柔らかくたたきます。

東洋医学では気力や体力が低下している状態を「虚」といい、その場合は気や血液を集めるためのツボ刺激を行ないます。

逆に発熱や緊張した「実」の状態なら、気や血液を散らすツボ刺激で昂ぶりを抑えます。

状態をしっかり把握して、症状にあったツボ刺激を行ないましょう。

ツボの数はなんと2000ヶ所以上もある

ツボは体中のあらゆる場所に存在しますが、主に「径絡」といわれる「気」の通る道の上に集中しています。

径絡は、12本の五臓六腑に対応した経絡「正経十二経」、「任脈」という身体の前面中央を走る線、そして背面中央を走る「督脈」の計14本です。

「気」がきちんと循環していないと、同一径絡上のツボを押すと痛みを感じるなどの反応が出ます。

このような特性を利用して、持病に効果のあるツボを知ってそれを刺激することで発症を抑えることもできます。

ツボを知ることで病気の予防や早期発見も可能なので、ツボの場所や刺激の方法などを知っておくことをオススメします。

ツボ治療は東洋医学だから世界的にはあまり認識されていないのではないかと思っている人もいるかもしれません。

ところが、実はWHO(世界保健機関)は2006年にツボの位置は全身に381ヶ所あると統一したのです。

しかし、東洋医学ではツボの数は2000ヶ所以上あるとしています。

したがって、WHOの基準の381ヶ所以外であっても刺激することで効果が得られる場所があるなら、それはその人自身の「正しいツボ」となるのです。